千畳敷カール(せんじょうじきカール)は、中央アルプス(木曽山脈)宝剣岳の下に広がっており、今から約2万年前に、氷河により浸食されて作られたカールで、畳を1,000枚敷いた広さがあることから「千畳敷カール」と呼ばれています。夏は多くの高山植物(クロユリ、コバイケイソウ、イワカガミ、ツガザクラ、チングルマなど)が咲くお花畑、秋には紅に染まっていく鮮やかな山肌、冬は雪景色、春には千畳敷スキー場が開設されます。 木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ)は長野県にそびえる標高2,956mの山で、木曽山脈(中央アルプス)の最高峰です。日本百名山、新日本百名山、花の百名山に選定されており、中央アルプスの主峰である駒ヶ岳からの展望は、富士山をはじめ南アルプス連峰、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスを一望できます。この規格外のスケールの大自然も、駒ヶ岳ロープウェイ&登山で初心者でおたどり着けることができるのでぜひともお楽しみください!
登山難易度・ルート・アクセス
▼登山した日
2023年3月上旬
▼登山難易度
★★★☆☆
千畳敷カールだけであれば初心者でも全く問題ありません!ロープウェイで行けちゃいます!
宝剣岳〜木曽駒ヶ岳はどちらかというと中級者向け!険しい箇所はほとんどなく比較的登りやすい山道で、初心者は小屋泊で行くなら登れます!
▼登山ルート/アクセス
登山時間 4時間00分
08:05 バス出発 菅の台バスセンター駐車場
08:40 しらび平駅 ※駒ヶ根ロープウェイ情報はこちら
08:50 千畳敷駅
09:00 登山開始
10:15 宝剣山荘
10:45 中岳登頂
11:10 駒ケ岳登頂
11:20 下山開始
13:00 下山 千畳敷駅
14:45 駐車場到着
出典:YAMAP
※登山口まではバス&ロープウェイを使うため、登山シーズンの土日はものすごく混みます!また下山時間もしっかり確保しないと危ないです!
※出発時間は前日の夜!そして駐車場で前泊をしないとバス2時間くらいは待つことになります。
登山おすすめシーズン
木曽駒ヶ岳は、冬に積もった雪は、夏を迎えてもしばらくの間は残っています。そのため7月頃~10月中旬頃までが登山ベストシーズンとなっているそうです。さらに、夏には高山植物が咲き乱れております。ですが、12〜3月も雪で覆われた白銀の世界を楽しむことができるのでおすすめです!
見どころポイント
駒ヶ岳ロープウェイを使って標高2,612mへ気軽に行くことができるので登山初心者も安心!
普段は新緑や紅葉が広がる千畳敷カールも冬の時期には真っ白な雪に覆われた白銀の世界!
中央アルプスの最高峰に広がる冬の景色はまさに異世界の空間!
登山してみての感想
この日入山1番乗りだったので先方には誰もいない状態でした…。そうです、 我々がこの日の登山道を作るというラッセル地獄だったのです。雪山の先頭は道もわからないですし、ラッセルで道を作っていくのでかなりしんどいです。さらに千畳敷カールの間の八丁坂は傾斜45度もあって、これもまた思ったよりも厳しい道のりでした。しかし!その先に広がっていた絶景に感動! 吹雪く宝剣岳、宇宙のような空、見渡す限り雪景色で普段見ることのできない異世界の空間が広がっていました!控えめに言っても最高でした!!
登山口〜山頂までの景色
08:05 バス出発
菅の台バスセンター駐車場
深夜に出発して駐車場で睡眠を取りました。
夏シーズンより登山者は少なかったのでそこまで頑張らなくてもよかったですね。。。
08:40 しらび平駅
※駒ヶ根ロープウェイ情報はこちら
この時間で一番乗りでした〜!
08:50 千畳敷駅
駒ヶ岳ロープウェイを使って標高2,612mへ気軽に行くことができるので登山初心者も安心です!
外に出れば銀世界が広がっています!
09:00 登山開始
真っ白な雪に覆われた宝剣岳がかっこいいです!空の色がまるで宇宙のよう!
この日なんと登山1番目だったので綺麗に積もった雪をかき分けながら登るラッセル地獄でした。。。
八丁坂はピッケルなしでは登れないので忘れずに!いや〜ちょっとしんどかったですね(笑)
乗鞍浄土まで登ると見渡す限り銀世界が広がっています!まさに異世界に来たような感覚になります!
宝剣岳がかっこいい。。。
最高の天気!夏山とはまったく違う景色が広がっていて同じ木曽駒ヶ岳とは思えないような景色です!
11:10 木曽駒ヶ岳登頂
登り始めて2時間ほどで登頂できました〜!乗鞍浄土まで登ってきたあとは基本緩やかで、銀世界を楽しみながら山頂を目指すことができました!
山頂からの景色をお楽しみください
12時頃になると登山者がだいぶ増えていました〜!
乗鞍浄土から見下ろす景色もきれいですね〜
13:00 下山 千畳敷駅
1時間40分ほどで下山してきました!八丁坂の下山はかなり急で少し怖かったですが、下山後振り返ると自分たちの作った山道を登山者たちが登っていて優越感に浸りました(笑)
さ、ソースカツ丼を食べて元気を取り戻して、温泉へ向かう!
近くの温泉情報
こまくさの湯
大人700円なので下山後はぜひこちらの温泉へ!
露天風呂もあるのでおすすめですね。
雪山登山おすすめの山を紹介
他にも雪山登山おすすめの山はたくさんあるのでぜひこちらからチェックしてみてください!
登山装備・持ち物
⛰服装⛰
・登山靴
足をしっかりサポートし、滑りにくいソールを持つ登山靴が必要です。快適な登山体験のためには適切なサイズとフィット感が重要です。
・登山服
Tシャツ、短パン(ロングでも可、草とか当たるの嫌だったらロングタイツ)、アウトドアジャケット、・厚手の靴下
・帽子・替えのTシャツ※季節によって調節しましょう。
・登山用リュックサック:
必要な装備や飲食物、防寒具などを収納できる大きさのリュックサックが必要です。背負い心地や調整機能にも注意しましょう。
・保護具
ヘルメットや手袋、サングラスなど、頭部や手足の保護具が登山中の安全を確保するために重要です。
・防寒着:
山岳地帯では気温が急激に変化するため、防寒具を持つことが重要です。フリース、ダウンジャケット、防風・防水のシェルジャケットなどが必要です。
・トレッキングポール
坂道や不安定な地形でのバランスをサポートするためのトレッキングポールが役立ちます。
・登山地図アプリ「YAMAP」
事前に、登山地図アプリ「YAMAP」で登る山の地図をダウンロードしましょう。オフラインの状態でもGPSで自分の場所を確認することができます。
☆雪山装備☆
・上着(メリノウールの肌着、タートルネックTシャツ、ウールセーター、ミッドシェル、タイツ、ウールソックス)
・雪山用アウター、ダウンジャケット
・雪山用の登山靴(断熱効果があり、アイゼン装着できるもの)
・アイゼン
・ピッケル
・登山用ゴーグル
・温かい帽子
・手袋(防水性の暖かい手袋)
・ネックウォーマー
・ゲイター
⛰おすすめアイテム⛰
・応急処置キット
・ヘッドランプ
・飲み物(これ大事!大いに越したことない!笑)1リットルは必要
・食料 途中で食べるおにぎりとかウイダーも◎
・おやつ
・お金(電子化してないから現金あった方がいいです!)
・虫除けスプレー(なくても全然いい)
・タオル
・日焼け止め