蝶ヶ岳(ちょうがたけ)は、北アルプスにある標高2,677mの山です。すべてが長野県にあり、5月末から6月にかけて、山頂南側の稜線に蝶の雪形が現れることから、その名が付けられました。北アルプス入門としてオススメの山として、常念岳の南に位置し、縦走登山で多くの登山者に人気です。頂上からは雄大な槍・穂高連峰が目の前に広がります。
登山ルート紹介
★登山ルート
※登山ルートがいくつかあるのでご確認ください
おすすめのコース:三股ルート
このルートは最も一般的で、夏山は特におすすめです!ただ残雪期は雪崩や滑落に十分注意してください。登山道整備が行われて登りやすくなっています。
★蝶ヶ岳ヒュッテ
蝶ヶ岳ヒュッテは標高2,677mの蝶ヶ岳山頂付近にある山小屋です。
▼登山した日
2021年8月中旬
▼登山レベル
★★★☆☆
中級者向け山道は登りやすい道となっているが階段が多くテント泊の荷物を背負いながらは結構きつい
※初心者(軽装かつ気持ちあれば)
▼登山スケジュール
登山時間 8時間35分
1Day 06:30 登山開始 三股林道ゲート
12:20 蝶ヶ岳登頂
〜テント泊〜
2Day
07:00 下山開始
09:45 下山 三股林道ゲート
急登かつ階段が多いのでテント泊用のザックを背負って登るのは大変です。焦らずゆっくり登った方がいいです!(整備された山道なのでご安心を)
登山体験記
今回の登山はなんと初めてのテント泊!北アルプスでのテント泊デビューが比較的しやすい山でもあるので、蝶ヶ岳を選びました。山道も整備された登りやすい道で、さすが人気の山だなという感じでしたね~。しかし階段がかなり多めなので、テント泊の荷物を全て持ちながら登るのは少しきつかったですが。。。途中にゴジラにそっくりな木で写真撮ったり、きれいな花が咲いていたり、楽しい山道です!山頂に着いて穂高の大展望を望んだら、疲れも全部吹っ飛びました!写真でしか見てなかった景色が目の前に広がっていて、そりゃもう圧巻で感動しましたね!大満足の景色だったけど、ここからが地獄でした。雨と強風の中、ご飯を食べて、なんとか就寝したものの、今にもテントが飛ばされそうな勢いでした。朝日と雲海を楽しみに起きた朝も、雨と強風で何も見えず。。。本当ならここから常念岳に縦走する予定だったが断念しました。テント泊登山の初心者にとっては、自然の厳しさを知ったデビューになりました・・・。(その様子は動画で確認してください!)
登山口〜山頂までの景色
6:30 三股林道ゲート
さ、登山開始!テント泊用のザックを背負っているのでかなり重たいです。。。
7:20頃 ゴジラみたいな木
登り始めておよそ50分でゴジラの形をした枯木に出会えます!三股ルートでなければ見ることはできません!
8:20頃
登りと降りが交互にくる山道を進んでいきますが、景色が開けない時間が続きます
10:40 最終ベンチ
ラストスパートですね!
11:00
登り始めておよそ4時間半、やっと視界が開けてきました!山頂まであと少し!
山頂周辺は美しい花が広がっています!蝶ヶ岳ヒュッテの山バッチのデザインにもなっているシナノキンバイが、美しい黄色の花を咲かせていました。時期としては7月~8月で、他にもミヤマキンポウゲ、アオノツガザクラ、クルマユリ、ハクサンフウロなど色とりどりの花が咲いています。
11:15
広葉樹を抜けるとハイマツ帯となって、すぐに山頂に続く稜線に出ます!長かった樹林帯を抜けて、視界が開け北アルプスの山々や蝶ヶ岳山頂の景色を楽しむことができます!
11:20 蝶ヶ岳テント泊場
蝶ヶ岳のテント泊場に到着しました〜!テントを張ってご飯を食べて荷物を置いて、穂高の大展望と山頂へ向かいます!
12:20 蝶ヶ岳登頂
蝶ヶ岳登頂しました〜!山頂からは槍ヶ岳や穂高岳の眺めが本当に素晴らしかったです!穂高の大展望が圧巻すぎました!天気が良ければ燕岳方面の表銀座コースの稜線も見ることができるそうです!山頂は広くなだらかになっていて、紅葉シーズンには、穂高岳の紅葉を見るためにたくさんの人が登ります。
蝶ヶ岳ヒュッテ
今回はテント泊でしたが、お昼ご飯は小屋でおでんを食べました!美味しかった〜!綺麗な小屋だったので今度はぜひ泊まってみたいです。
電話:0263-58-2210
営業期間:4月下旬~11月上旬
料金:1泊2食13,000円、テント泊2,000円(1名につき)
天気がよえれば最高の眺望だったんだろうな〜と思いながら、大雨嵐の夜を耐え抜きました。。。
テント泊のデビューにはおすすめです!
ぜひ挑戦してみてください!
北アルプスおすすめの山を紹介
他にも北アルプスおすすめの山はたくさんあるのでぜひこちらからチェックしてみてください!
登山装備・持ち物
⛰服装⛰
・登山靴
足をしっかりサポートし、滑りにくいソールを持つ登山靴が必要です。快適な登山体験のためには適切なサイズとフィット感が重要です。
・登山服
Tシャツ、短パン(ロングでも可、草とか当たるの嫌だったらロングタイツ)、アウトドアジャケット、・厚手の靴下
・帽子・替えのTシャツ※季節によって調節しましょう。
・登山用リュックサック:
必要な装備や飲食物、防寒具などを収納できる大きさのリュックサックが必要です。背負い心地や調整機能にも注意しましょう。
・保護具
ヘルメットや手袋、サングラスなど、頭部や手足の保護具が登山中の安全を確保するために重要です。
・防寒着:
山岳地帯では気温が急激に変化するため、防寒具を持つことが重要です。フリース、ダウンジャケット、防風・防水のシェルジャケットなどが必要です。
・トレッキングポール
坂道や不安定な地形でのバランスをサポートするためのトレッキングポールが役立ちます。
・登山地図アプリ「YAMAP」
事前に、登山地図アプリ「YAMAP」で登る山の地図をダウンロードしましょう。オフラインの状態でもGPSで自分の場所を確認することができます。
⛰おすすめアイテム⛰
・応急処置キット
・ヘッドランプ
・飲み物(これ大事!大いに越したことない!笑)1リットルは必要
・食料 途中で食べるおにぎりとかウイダーも◎
・おやつ
・お金(電子化してないから現金あった方がいいです!)
・虫除けスプレー(なくても全然いい)
・タオル
・日焼け止め
・ティッシュ、ウエットティッシュ
・充電器
・折り畳み傘orかっぱ