冬の赤岳登山は、雪と氷が織りなす幻想的な景色が広がる、まさに冬の大冒険です!冬山赤岳で体験した時の感動とともに、その魅力を存分にお伝えします!
この記事では、冬の赤岳の魅力をお届けします。初めての方でも楽しめるコースの紹介や、準備のポイント、安全対策などを詳しく解説。この記事を読み終えた後には、安心していくことができるのでぜひ最後までお楽しみください!
赤岳について

赤岳は八ヶ岳連峰の南に位置し、標高2,899メートルを誇ります。八ヶ岳の最高峰であり、その山頂からは北アルプス、南アルプス、そして富士山までを一望できる絶景が広がります。特に冬になると、雪と氷に覆われた景観が広がり、神秘的な美しさが増します。また、多様な登山ルートがあるため、初心者から上級者まで楽しめる点も魅力の一つです。美濃戸口からのルートは比較的アクセスが良く、赤岳鉱泉を経由して文三郎尾根を登るコースは、さまざまな変化に富んだ体験ができます。さらに、赤岳は四季折々の楽しみも提供してくれます。春夏は高山植物の花々が咲き誇り、秋は紅葉が山を彩る一方、冬の赤岳は前述の通り、スノートレッキングやアイスクライミングの人気スポットとなります。
登山ルート紹介
▼登山した日
年越し登山
▼登山レベル
★★★☆☆
赤岳鉱泉・業者小屋までは雪山初心者でも問題なく登れますが、
山頂までの道のりは梯子や岩場を登るので経験者でないと難しいです。
▼登山スケジュール
‐DAY 1‐
・合計時間:3時間 20 分
・距離:6.8 km(のぼり / くだり*909 / 55 m)
09:45 美濃戸口登山口/八ヶ岳山荘
10:45 美濃戸登山口/赤岳山荘
13:10 行者小屋
‐DAY 2‐
・合計時間:8 時間 5 分(休憩時間:1 時間 55 分)
・距離:9.8 km(のぼり / くだり:608 / 1466 m)
05:00 行者小屋
06:20 赤岳頂上
〜日の出〜
07:20 下山開始
08:00 赤岳天望荘
08:10 地蔵ノ頭
08:50 行者小屋
10:30 下山開始
12:00 美濃戸口登山口/八ヶ岳山荘
★YAMAPアカウント
ぜひ訪れてみてください→Hiking Bear

出典:YAMAP
・駐車場は、八ヶ岳山荘前に30台程度、蓼科観光駐車場に120台程度駐車可能です。
※マイカー以外の場合、茅野駅からタクシーで約30分です、交通費は約5100円程度です。
・往復の距離や注意した方が良い箇所、雪山の装備などしっかり確認しましょう。
登山おすすめシーズン

赤岳の登山おすすめシーズンは、主に夏(7月から9月)と冬(12月から2月)です。それぞれのシーズンには独自の魅力があります。
■夏(7月から9月)
- 高山植物の美しさ: この時期には、山全体に高山植物が咲き誇ります。特に、色鮮やかな花々が広がる様は圧巻で、自然に親しみながら登山を楽しむことができます。
- 快適な気候: 夏の赤岳は、標高が高いこともあり、暑さが和らぐため、快適に登山をすることができます。また、昼間の日照時間が長いので、計画を立てやすく、安全に登山が可能です。
- 初心者向けルートも充実: この時期は積雪がなく、一般的なトレイルも整備されているため、初心者も挑戦しやすい環境です。
■冬(12月から2月)
- 白銀の絶景: 冬の赤岳は一面の雪と氷に覆われ、まるで別世界のような白銀の景観が広がります。これは夏とはまた異なる、美しい赤岳の姿を見せてくれます。
- スノートレッキングとアイスクライミング: 冬季はスノートレッキングやアイスクライミングの名所として人気があります。ダイナミックな雪山の登攀は、経験者にとってチャレンジングでありながらもやりがいのある体験です。
- 静寂と澄んだ空気: 冬の山は人が少なく、澄んだ冷気と静寂の中で自然と向き合えるのも魅力です。登山道は厳しい条件ですが、その分、達成感はひとしおです。
どのシーズンでも、赤岳は自然の豊かさを感じられる特別な場所です。それぞれの季節に合わせた計画や装備を整え、安全に楽しんでください!
見どころポイント
八ヶ岳最高峰の高さから八ヶ岳連峰を一望できる!

年越し登山ができる!初日の出で赤く染まる富士山!

南アルプス〜北アルプスまで一望できる絶景スポット!

安全性とリスク管理
■リスクと注意点
雪山を登る際の安全性を確保するためには、入念な準備と計画が不可欠です。まず、天候情報を常にチェックし、悪天候が予想される場合は登山を控える判断が求められます。また、適切な装備が安全の鍵となり、防寒衣服やアイゼン、ピッケルなどの装備は必須です。登山経験者やガイドと同行することで、万が一のトラブルにも冷静に対応できます。加えて、登山届の提出や家族・友人への登山計画の告知も重要な安全策です。
■緊急時の対処
雪山には特有のリスクが存在します。例えば、雪崩や視界不良、低温による低体温症などが挙げられます。リスク管理には、登山前の十分な知識と技術の習得が必要です。天候や積雪状況を考慮し、経験に応じたルート選択をすることもリスク軽減に繋がります。さらに、無理な行程を避け、十分な休息を取りながら行動することで、体力を保持し緊急時にも対応できるようにすることが重要です。
登山体験談
ついに念願だった年越し登山を、冬の赤岳で実現しました!雪に覆われた山は初めてで少し不安もありましたが、念入りに準備をして挑んだおかげで、無事に登頂することができました。そこで目にした光景は一生忘れられないものでした。周囲の山々が一面の銀世界として広がり、その美しさには息を呑むほどでした。特に感動したのは日の出の瞬間です。ゆっくりと広がる朝日が山の稜線をオレンジ色に染め上げる様子はまさに絶景で、思わず感嘆の声を上げてしまいました、、、!寒さも疲れもその瞬間にはどこかへ消え去り、心からの達成感で満たされたひとときでした。下山する頃には、冬の赤岳に心を温められ、来年もまたチャレンジしたいと思うほど感動しました!この経験は、私にとって特別な思い出となりました〜!


09:45 美濃戸口登山口/八ヶ岳山荘
駐車場は、八ヶ岳山荘前に30台程度、蓼科観光駐車場に120台程度駐車可能です。
※マイカー以外の場合、茅野駅からタクシーで約30分です、交通費は約5100円程度です。
・9時頃到着したのですが大晦日ということもあり、駐車場はかなり空いておりました。

八ヶ岳山荘でトイレや飲食できるので、ここでしっかり準備を整えます。
※八ヶ岳山荘のサイト:https://mt-yatsugatake.jp/yamagoya/yamagoya-641/

そこまで雪が積もっておらず、滑るポイントもなかったのでアイゼンなしで登ります

10:45 美濃戸登山口/赤岳山荘
業者小屋を目指して登山開始します!
岩がむき出しの道が多いのでアイゼンない方が歩きやすかったです

雪のトンネルを歩いていきます〜急登もなく登りやすいです!
13:10 行者小屋
登り始めて3時間20分で業者小屋に到着しました。
テント泊する人もいるみたいですが、私達は今日は小屋泊します。


業者小屋の様子です。中は広く、清潔感もあって過ごしやす小屋でした!
業者小屋のサイト:https://www.akadakekousen.jp/
お昼はラーメンとカレーにしました。どれも本当に美味しかったです!



17:30 夜ご飯
ハンバーグでした!そのあと年越しそばも食べて年末を感じて、年を超す前に就寝しました。17:30 夜ご飯
ハンバーグでした!そのあと年越しそばも食べて年末を感じて、年を超す前に就寝しました。
5:00 業者小屋
おはようございます!赤岳山頂と初日の出を目指して出発です!

この日、風速25mとかなりの強風でした。ピッケルがなければ困難でした。
06:20 赤岳頂上
登り始めて1時間20分で赤岳山頂に登頂しました!初日の出までに間に合ってよかった!
山頂からの景色です!!



初日の出を拝むことができました!そして富士山も一望することができます!


横岳、硫黄岳、天狗岳、北横岳、蓼科山まで一望できます!
南アルプス〜北アルプスまでの眺めが最高です!ただかなり急な坂道なので気を付けて下山しましょう!


08:10 地蔵ノ頭
下山開始していきます!

地蔵ノ頭⇒業者小屋までの山道です!雪のトンネルを歩くので楽しいです!



08:50 行者小屋
朝ご飯を食べて10時半まで休んでから下山開始しました。



08:50 行者小屋
朝ご飯を食べて10時半まで休んでから下山開始しました。
12:00 美濃戸口登山口/八ヶ岳山荘
1時間半ほどで現在することができました!
近くの温泉情報

片倉館 千人風呂
昭和の初期に建造されたロマン漂う天然温泉大浴場です。
大理石造りの浴槽は100人が一度に入浴できるほどの広さです。
内湯:10時~20時(受付は19時30分まで)
入浴料金:大人850円、小人550円(3才以上小学生まで)
サイト:http://www.katakurakan.or.jp/natural_hot_spring/
諏訪湖が近くにあり、お風呂後にまったりできます。
おすすめの雪山を紹介
他にもおすすめの雪山はたくさんあるのでぜひこちらからチェックしてみてください!
登山装備・持ち物
⛰服装⛰
・登山靴
足をしっかりサポートし、滑りにくいソールを持つ登山靴が必要です。快適な登山体験のためには適切なサイズとフィット感が重要です。
・登山服
Tシャツ、短パン(ロングでも可、草とか当たるの嫌だったらロングタイツ)、アウトドアジャケット、・厚手の靴下
・帽子・替えのTシャツ※季節によって調節しましょう。
・登山用リュックサック:
必要な装備や飲食物、防寒具などを収納できる大きさのリュックサックが必要です。背負い心地や調整機能にも注意しましょう。
・保護具
ヘルメットや手袋、サングラスなど、頭部や手足の保護具が登山中の安全を確保するために重要です。
・防寒着:
山岳地帯では気温が急激に変化するため、防寒具を持つことが重要です。フリース、ダウンジャケット、防風・防水のシェルジャケットなどが必要です。
・トレッキングポール
坂道や不安定な地形でのバランスをサポートするためのトレッキングポールが役立ちます。
・登山地図アプリ「YAMAP」
事前に、登山地図アプリ「YAMAP」で登る山の地図をダウンロードしましょう。オフラインの状態でもGPSで自分の場所を確認することができます。
☆雪山装備☆
・上着(メリノウールの肌着、タートルネックTシャツ、ウールセーター、ミッドシェル、タイツ、ウールソックス)
・雪山用アウター、ダウンジャケット
・雪山用の登山靴(断熱効果があり、アイゼン装着できるもの)
・アイゼン
・ピッケル
・登山用ゴーグル
・温かい帽子
・手袋(防水性の暖かい手袋)
・ネックウォーマー
・ゲイター
⛰おすすめアイテム⛰
・応急処置キット
・ヘッドランプ
・飲み物(これ大事!大いに越したことない!笑)1リットルは必要
・食料 途中で食べるおにぎりとかウイダーも◎
・おやつ
・お金(電子化してないから現金あった方がいいです!)
・虫除けスプレー(なくても全然いい)
・タオル
・日焼け止め