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仙丈ヶ岳(南アルプス)日帰り登山|コースタイム・絶景カール・登山難易度を徹底解説します

著者:くま|神奈川在住の週末登山者。
アルプス・雪山・テント泊を中心に年間複数回登山。実際に登った山のみ記事にしています。
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この記事でわかること

・北沢峠からの区間別コースタイム(くまが9月上旬に実際に登った記録)
・仙流荘駐車場の場所・台数・無料・バス乗車の大混雑注意点
・仙丈ヶ岳は初心者でも登れる?難易度と体力の目安

仙丈ヶ岳(標高3,033m)を北沢峠から日帰り登山した記録です。 「南アルプスの女王」と呼ばれる美しいカール地形、アクセス・駐車場・コース詳細・装備まで、これから登る人に必要な情報をまとめています。

仙丈ヶ岳について

仙丈ヶ岳からの景色
項目内容
標高3,033m(日本百名山)
難易度★★★☆☆ 中級者向け(危険箇所は少ない)
往復コースタイム約6時間45分(北沢峠〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳ピストン)
累積標高差約1,000m
特徴「南アルプス入門の山」としても人気です。山頂からは、富士山、北岳、間ノ岳といった日本の標高トップ3の山々をはじめ、北アルプスや中央アルプスまで一望できる素晴らしい展望が広がります。
ベストシーズン7月〜9月(バス運行は4月下旬〜11月中旬)
登山口北沢峠(長野県・山梨県)
駐車場仙流荘駐車場(無料・約350台)
アクセス中央自動車道・伊那ICから仙流荘まで約40分
山小屋あり(北沢峠周辺や仙丈小屋など)

山名の由来、地域との関わり、山岳信仰など
山名の由来には諸説あります。
高さを表す「千丈」: 昔の長さの単位である「丈(約3m)」の「千丈(せんじょう)」、つまり「とてつもなく高い山」という意味合いから名付けられたという説。偶然にも、仙丈ヶ岳の標高3,033mは、約1,000丈にほぼ一致しています。
広大なカールを表す「千畳」: 頂上付近に広がるカール(氷河によって削られた地形)が「千畳」もの広さを持つことから転じたという説もあります。
・山岳信仰
仙丈ヶ岳は、古くから信仰の対象とされてきました。山頂には石仏や「手力男命(たぢからおのみこと)」と刻まれた石碑が置かれており、修験道などの霊場として崇められていたことがうかがえます。特に、隣の甲斐駒ヶ岳は「南アルプスの貴公子」と呼ばれ、より男性的な山岳信仰の対象として栄えたのに対し、仙丈ヶ岳は対照的な存在として信仰されてきたと考えられます。

アクセス・駐車場

登山口である「北沢峠」まではマイカー規制があるため、長野県側の「仙流荘」または山梨県側の「広河原」から必ず南アルプス林道バスに乗り換える必要があります。ここでは最もメジャーな長野県側(仙流荘)からのアクセスを解説します

車でのアクセス

中央自動車道・伊那ICより約40分で仙流荘の駐車場へ。そこから「南アルプス林道バス」に乗り換えて北沢峠(約55分)へ向かいます。

バスでのアクセス・料金詳細

  • 仙流荘 → 北沢峠(南アルプス林道バス)
  • 料金:片道 1,150円(※現金のみ・ICカード不可)
  • 運行期間:4月25日〜11月15日
  • バス発車時刻目安:5:30 / 6:05 / 8:05 など(季節により変動・夏期増便あり)

駐車場詳細

仙流荘駐車場
収容台数:約350台
料金:無料
トイレ:あり
→ マイカーで日帰りするなら、仙流荘駐車場での前泊+始発バス狙いが確実です

くまの体験
朝5:00に到着しましたが、すでにバス待ちの大行列が発生しており、乗車できたのは7:00発のバスでした!約2時間以上の待ち時間が発生するため、日帰りの場合は前日夜に到着して車中泊(前泊)することを強く推奨します。下山のバスの時間も決まっているため、出発が遅れると致命的です。

仙丈ヶ岳の魅力

「南アルプスの女王」と称される豊かな高山植物と美しいカール地形!

豊富な高山植物から「南アルプスの女王」と呼ばれています。また、氷河の浸食によってできた「藪沢カール」「大仙丈沢カール」「小仙丈沢カール」という3つのカール地形が見どころです

仙丈ヶ岳からの景色

日本百名山でありながら、比較的日帰り登山がしやすく、危険箇所が少ない

標高3,033mの日本百名山ですが、山道は比較的登りやすく、日帰りはもちろん、初心者でも山小屋泊(1泊2日)の行程であれば挑戦可能です。

山頂から望む360度の大パノラマ絶景

山頂からは、富士山、北岳、間ノ岳といった南アルプスの山々だけでなく、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳までを一望できる壮大な景色が広がります。

仙丈ヶ岳からの景色

仙丈ヶ岳の登山ルート紹介

仙丈ヶ岳の登山ルート

▼登山した日 
9月上旬

コースタイム(実績)

登山時間  6時間45分 
05:00 仙流荘前無料駐車場(約350台)到着   
07:00 バス出発 仙流荘バス発着所  
07:50 北沢峠 登山開始  
09:50 小仙丈ヶ岳(2,864m) 登頂  
11:00 仙丈ヶ岳(3,033m) 登頂  
〜ランチ〜 頂上で食べれる  
14:30 北沢峠 下山


★YAMAPアカウント
ぜひ訪れてみてください→Hiking Bear

登山に行く前に必ず「YAMAP」のアプリをダウンロードしておきましょう!
電波が届かなくてもマップが使えます!

・バス情報:南アルプス林道バス
・北沢峠にある宿:山小屋
※バスを使わなければいけないので、前泊もそうですが、下山時間もしっかり確保しないといけないです​。          
※出発時間は前日の夜!そして駐車場で前泊をしないとバス2時間くらいは待つことになります。

仙丈ヶ岳のおすすめシーズン・服装

仙丈ヶ岳からの景色

■春(4月〜6月)
春は新緑が美しく、山の植物が芽吹く季節です。4月後半から6月にかけては天候も比較的安定しており、心地よい気温の中での登山が楽しめます。山道にも雪がなく富士山も雪を被っているのでおすすめシーズンです!

■服装
日中は比較的温暖ですが、朝晩は冷え込むことがあります。長袖シャツ、薄手のフリース、ウィンドブレーカーなど、重ね着できる服装があるとよいです!
※バスの運行開始は4月25日からのため、4月前半は登山口へのアクセス不可

■夏(7月〜8月)
夏は高山植物が咲き誇り、山全体が色とりどりの花で覆われます。避暑地としても人気があり、涼しい気候の中、快適に登山が楽しめます。ただし、週末や祝日は混雑する場合があることを頭に入れておきましょう。
■服装
暑さ対策として、通気性の良い吸汗速乾性素材のウェアを着用しましょう。帽子、サングラスもあるとよいです!

■秋(9月〜11月)
秋は紅葉が山を彩り、その美しさは格別です。10月中旬から11月上旬にかけてが紅葉のピークで、多くの登山者や観光客が訪れます。秋晴れの日が多く、空気が澄んでいるため、遠くの山々まで見渡す絶好の機会です。

■服装
気温の変化が大きいため、フリースやダウンジャケットなど、保温性の高いウェアを持参しましょう!

■冬(12月〜3月)
冬季は雪山登山となり、装備と経験が必要です。ただし、雪に覆われた景色は幻想的で、特に経験豊富な登山者にとっては大きな魅力があります。安全に楽しむために、冬山装備や天候のチェックは必須です。
■服装
厚手の防寒着、帽子、手袋、ネックウォーマーなどが必要です。積雪状況によっては、アイゼンやピッケルが必要になります。

登山ルートの詳細

7:00頃 バス出発​ (仙流荘→北沢峠)
朝5時に駐車場に着いたにも関わらずおよそ2時間以上の待ち時間が発生….。下山のバス時刻も決まっているので体力に自信のない人はとにかく早く到着しておきましょう!下山が間に合わなくなりますので注意してくだい!

バス情報はこちらから→南アルプス林道バス  
※ICカードは使用不可。バス乗り場で切符を購入する必要があります。
※駐車場:仙流荘(バスは約350台停められます)

7:50 登山開始 北沢峠 (仙流荘→北沢峠)
登山口となる北沢峠は仙丈ヶ岳だけでなく、百名山「甲斐駒ヶ岳」の登山口でもあります。どちらも日帰りで登ることができますが、北沢峠付近に何軒かある山小屋に宿泊して、1泊2日で登る行程も人気があります!
※北沢峠にある宿はこちらから→山小屋
※北沢峠のトイレ。出発したら仙丈ヶ岳登頂後の仙丈小屋までトイレが無いので、必ず寄っておいた方がいいです!

登り始めてから割とすぐに急登となり1時間ほど続きます。。。最初から飛ばさないようにした方がいいです! 針葉樹林帯からハイマツ帯へとなっていき、大きな石が転がるハイマツ帯の中を越えれば、この先で展望が開けます!

9:20頃
登り始めて1時間半、振り返ると景色が広がります!甲斐駒ヶ岳まで見ることができ、疲れが吹っ飛びます!少し雲海も出てました!ここからは視界が開けているので、景色を楽しみながら登ることができます! ちなみに上段の写真で、山頂が花崗岩で白いのが甲斐駒ケ岳です!右に摩利支天、その手前が駒津峰、駒津峰の稜線を右下にたどりV字型をした所が岩塊斜面の仙水峠です!

小仙丈ヶ岳

9:50 小仙丈ヶ岳(2,864m) 登頂
登り始めておよそ3時間、小仙丈ヶ岳(2,864m)に登頂しました〜!少しガスっていたので景色が全て見れたわけではなかったのは残念でした。

仙丈ヶ岳紅葉
仙丈ヶ岳

小仙丈ヶ沢カールが見えてきました〜!緑の中に点々とオレンジが映えていて秋を感じることができる景色です! 小仙丈ケ岳からしばらく平坦で広い稜線歩きが続き、すごく気持ちがいいです!

仙丈ヶ岳からの景色

見てください美しい稜線、そして美しいカールです!

振り返ると!小仙丈ヶ岳が稜線上に見えています!ガスっていなければ右手奥に鳳凰三山、甲斐駒ケ岳が望めます!

さあ、ここからは稜線歩きを楽しんで行きましょう!

仙丈ヶ岳

小仙丈ヶ岳(2,864m)に着くと、「小仙丈ヶ沢カール」が綺麗に見を現します。ここからは仙丈ヶ岳の代名詞ともいえる、広大で平坦な稜線歩きのスタート! 本当にカールが美しく、登りの辛い樹林帯のイメージとは打って変わって、景色が開けている時間がとても長いです。稜線を時計回りに進むと、右手には見事な「藪沢カール」も広がっています。

仙丈ヶ岳

11:00 仙丈ヶ岳(3,033m) 登頂
登り始めて約3時間10分、標高3,033mの仙丈ヶ岳に登頂。 ※私が行ったときは少しガスってしまいましたが、晴れていれば富士山、北岳、間ノ岳の日本トップ3をはじめ、北アルプスや中央アルプスまで360度の大パノラマ絶景が拝めます!

仙丈ヶ岳

山頂までこのような道を登ってきました〜!

仙丈ヶ岳はきつい?難易度を正直に解説

仙丈ヶ岳は危険な岩場や鎖場が少なく整備されていますが、標高差1,000mを登り切る体力は必須です。初心者の方は山小屋泊にすれば、南アルプスの女王と呼ばれる絶景を安全に堪能できます。

実際に登って特にきつかったのは、登り始めの急登と、意外な伏兵である「仙流荘でのバス待ち2時間」です。早朝から冷え込みの中で立ち続けるのは、登山前に地味に体力を削られます。また、森林限界を超えた標高3,000mの稜線歩きが長いため、強風や雷といった天候急変には細心の注意が必要です。

日帰り登山において最も重要なのは、帰りの最終バスに合わせたタイムマネジメントです。一本遅れると致命的なため、バスの混雑状況を考慮した余裕のある計画を立てましょう。

仙丈ヶ岳は初心者でも登れる?

結論、日帰りは「体力のある初心者〜中級者向け」、山小屋泊なら「初心者も十分挑戦可能」です。

【安心して挑戦できる目安】

  • 6〜7時間の歩行に耐えられる体力がある
  • 標高差1,000m級(丹沢・塔ノ岳など)の完登経験がある
  • ミドルカットの靴とレインウェアを装備している

【準備・小屋泊を推奨する方】

  • 登山経験が浅く、長時間歩行に慣れていない方
  • 帰りのバス時刻に合わせたペース配分に自信がない方

日帰りは相応の体力が求められますが、装備を整え計画を工夫すれば「南アルプスの女王」の絶景を安全に楽しめます。無理のないプランで挑戦しましょう。

南アルプスの女王!
ぜひ挑戦してみてください!

仙丈ヶ岳でよくある質問(FAQ)

仙丈ヶ岳は初心者でも登れますか?

はい、危険な岩場などが少ないため、南アルプス入門の山として初心者にもおすすめです。ただし体力は必要なので、体力に自信がない方は北沢峠周辺の山小屋に1泊する行程をおすすめします。

仙丈ヶ岳の駐車場は無料ですか?

長野県側の「仙流荘駐車場」は約350台駐車可能で無料です。

仙丈ヶ岳の登山時間はどのくらいかかりますか?

北沢峠からのピストン(往復)で約6時間半〜7時間が目安です(休憩込み)。登り約3時間強、下り約2時間半ほどです。

仙丈ヶ岳のベストシーズンはいつですか?

7月〜9月がベストシーズンです。特に夏は高山植物が咲き誇り、秋(9月下旬〜10月上旬)は美しい紅葉が楽しめます。なお、北沢峠へ向かうバスの運行は4月下旬から11月中旬頃までです。

仙丈ヶ岳に山小屋はありますか?

あります。登山口の北沢峠周辺に複数あるほか、山頂手前の圏谷(カール)の中に「仙丈小屋」があり、休憩や宿泊が可能です。

仙丈ヶ岳のアクセスで注意することは何ですか?

マイカー規制があるため、必ず林道バスへの乗り換えが必要です。特にハイシーズン(夏〜秋の週末)の「仙流荘」発のバスは、朝一で乗るために夜中や前日入りでの待機がお決まりとなっています。時間に余裕を持った行動が必須です。

南アルプスおすすめの山を紹介

他にも南アルプスおすすめの山はたくさんあるのでぜひこちらからチェックしてみてください!

登山装備・持ち物

⛰服装⛰
・登山靴
足をしっかりサポートし、滑りにくいソールを持つ登山靴が必要です。快適な登山体験のためには適切なサイズとフィット感が重要です。

・登山服
Tシャツ、短パン(ロングでも可、草とか当たるの嫌だったらロングタイツ)、アウトドアジャケット、・厚手の靴下
・帽子・替えのTシャツ※季節によって調節しましょう。

・登山用リュックサック:
必要な装備や飲食物、防寒具などを収納できる大きさのリュックサックが必要です。背負い心地や調整機能にも注意しましょう。

・保護具
ヘルメットや手袋、サングラスなど、頭部や手足の保護具が登山中の安全を確保するために重要です。

・防寒着:
山岳地帯では気温が急激に変化するため、防寒具を持つことが重要です。フリース、ダウンジャケット、防風・防水のシェルジャケットなどが必要です。

・トレッキングポール
坂道や不安定な地形でのバランスをサポートするためのトレッキングポールが役立ちます。

・登山地図アプリ「YAMAP」
事前に、登山地図アプリ「YAMAP」で登る山の地図をダウンロードしましょう。オフラインの状態でもGPSで自分の場所を確認することができます。

⛰おすすめアイテム⛰
・応急処置キット
・ヘッドランプ
・飲み物(これ大事!大いに越したことない!笑)1リットルは必要
・食料 途中で食べるおにぎりとかウイダーも◎
・おやつ
・お金(電子化してないから現金あった方がいいです!)
・虫除けスプレー(なくても全然いい)
・タオル
・日焼け止め
・ティッシュ、ウエットティッシュ
・充電器
・折り畳み傘orかっぱ 

登山に行く前の準備

登る際の安全性を確保するためには、入念な準備と計画が不可欠です。天候とMAPのダウンロードなど事前準備をしっかり行いましょう!

■おすすめの天候アプリ
私が普段使っているのは「てんきとくらす」というアプリです。
このように山頂からの見晴らし情報や1日の山の天候を把握することができます!ぜひ使ってみてください!

参照元:てんきとくらす

■MAPの準備
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